始めまして塩崎と申します。この記事では、タクシードライバー歴20年以上の僕が運転手目線から見たお客様の動向を書いていきます。
お客様がタクシーをつかまえる時の動向
お客様がタクシーをつかまえる時の動向として、やってほしくないことがあります。3車線以上ある道路で、僕が一番右車線を走っているのに、道路の左側で、手を挙げるお客様がいます。僕は、そのお客様に目を向けますが、お客様の方に向かって止まろうとはしません。何故なら、危険だからという理由もありますが、そもそも一番右車線を走っているタクシーは、いろんな理由はあると思いますが、普通は乗せる気がないから右車線を走っているのです。ちなみに僕は回送という表示灯をつけて右車線を走ります。本当は、そうするべきだと思います。お客様を載せたいタクシーは、左車線をゆっくりと走っているはずです。
お客様がタクシーをつかまえる位置について
お客様がタクシーを止める場所としてよくあるのが横断歩道上です。でも、横断歩道は手を挙げてタクシーを止めようとしている人だけがいるとは限りません、大勢の人が、その道路を渡る為にあるものです。例えば、横断歩道の信号が赤の時、横断歩道の50メートル手前からハザードランプを出しながらお客様に寄って行くとします。運転手としては、50メートル手前にいた時は、横断歩道の信号は赤なので、横断歩道の手前に位置を取るお客さまもいるとは思いますが、お客様のすぐ目の前まで着いた時、横断歩道の信号が青に変わったら、その横断歩道を渡ろうとする人たちが一斉に渡り始めます。
お客様は乗車するでしょうが、車道の信号は赤なので、ストップです。なので、お客様が、横断歩道でタクシーを呼ぶときは、横断歩道を超えた所で待つのが一番良いと思います。車道の信号も横断歩道の信号にも影響を受けないからです。
その他に、止めて欲しくない位置がまだあります。お客様が好んでタクシーを止めたがる所が道路のちょうど角なのです。角で車を止めるということは、後ろから来ている車にとってはなんでここで止めるんだ、と、怒って、クラクションを鳴らされることもあります。角はやめて、5メートルほど角を過ぎたところでお待ちいただきたいものです。

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